待望の第一子の誕生
2015年11月に代表(以下、私)の元に待望の第一子が生まれました。結婚して3年が経っていたため子供ができて本当に嬉しく感じました。
家族のために働くことへの違和感
しかし、当時、私の仕事が忙しく思うように育児に携わることができませんでした。加えて、昭和世代の父親の背中を見ながら育った私は会社の上司や同僚の影響もあり「パパは子供の分も頑張って働かなきゃ」と思っていました。その結果、過度な育児負担によりママは産後うつを発症するとともに、そうした状況を助けるために義理の母がサポートしようと頑張った結果、体調を悪化させてしまいました。
家族のために一生懸命働くことで、家族を犠牲にしてしまったという後悔から、家族のために働く自身の姿に強い違和感を感じました。
第二子の誕生とともに育休取得
こうした原体験を踏まえて、2020年10月に第二子が出生した時に思い切って1年間の育休を取得しました。周囲には長期の育休を取る人もおらず、育休を取得しづらい雰囲気をねっとりと感じました。
育休中の孤独
育休がスタートすると、家にこもって新生児の育児をする生活が始まりました。気負いすぎていた部分もあったかもしれませんが、私は慣れない家事や育児を頑張ろうとして心がすり減っていきました。加えて、子供が少しずつ外に出られるようになってから児童館や公園に行ってもパパの姿はなかなかおらず、同じ境遇のパパ仲間と繋がれる場所があったらいいと切に感じました。
コロナ禍で強まる精神的負担
そんな折、2020年4月には緊急事態宣言が発令され外出もままならない状況になってしまい、外部との交流が絶たれてしまいました。精神的な辛さは一層増しました。そして、家に閉じこもる生活が限界に近づいてきたころ、私はオンラインで仲間を探し始めてTwitterでパパと少しずつ繋がることができました。住む場所も知らず顔も見たことのないパパと、ハンドルネームとアバターを介して、少しずつゆるーく繋がりはじめました。そして、2020年6月に「パパ達がパパっと集う無料オンラインコミュニティ」としてパパ育コミュという団体を立ち上げました。
パパだから出来る事
ただ、団体設立当初オンライン上でパパ仲間と信頼関係を築くことは簡単なことではありませんでした。そんな中でも、数多の試行錯誤を繰り返しながら活動内容を手探りし、「パパ達が、みんなと手を取り合いながら、育児をもっとずっと楽しめる仕組みを創る」という我々現役パパだからこそできるミッションの実現に向けて愚直に歩みを進めています。
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